絶滅しないガラケー

急速に普及するスマートフォンの陰で、「ガラパゴスケータイ(ガラケー)」と呼ばれる従来型携帯電話の出荷台数も堅調に推移しているらしい。法人や高齢者の底堅い需要に加え、電池の持ちを含めた使い勝手の良さやスマホの約半額という維持費の安さに惹かれ、スマホからガラケーに戻ってくる需要も市場を下支えしているという。パナソニックなどは新機能を搭載した機種の投入や新サービスをはじめ、ガラケーの需要掘り起こしを進めているそうだ。
一時期より勢こそ衰えたものの、平成26年度のガラケーの出荷台数は1040万台で、パソコンやデジタルカメラ、薄型テレビを上回る規模を維持しているという。
スマホよりもガラケーが優位に立つ点として、端末の頑丈さや電池の持ちを含めた使い勝手の良さが挙げられるが、最も大きいのは維持費の安さだろう。MM総研の調査では、スマホの月額平均利用料金が6283円なのに対し、ガラケーは約半額の3260円だそうだ。余計な機能をそぎ落とすことで端末価格を安く抑えているのも売りとなっているとのこと。
スマホとガラケー、タブレット端末とガラケーを持つ「2台持ち」や法人向けの需要が市場を下支えする。それらに加え、「いったんはスマホを買ってみたが、機能を使い切れなかったり、慣れ親しんだガラケーの方が良いと戻ってくる需要も増えている」ことも、ガラケーが”絶滅”市内要因となっているそうだ。
ガラケーもカメラの画素数を高めたり、無線通信規格に対応するなどの機能充実も進んでおり、新サービスも提供され始めたという。
今後もガラケーがなくなることはなさそうだ。