姫路で「イングレス」イベント

3月22日に、兵庫県の姫路全域で実際に史跡などを巡り、仮想空間上の拠点を取り合う「イングレス」のイベントが行われたそうだ。同ゲームはグーグルが開発した位置情報を利用したオンラインゲーム。参加者はスマホなどにアプリをダウンロードし、2つのどちらかの勢力に属する。世界各地にある「ポータル」を巡り「ハック」し、アイテムを手に入れたり自勢力の所有としてプレイする。3か所の「ポータル」同士をリンクし、三角形を描いて自陣とし、その面積の大きさを競う陣取りゲームだ。「ポータル」には半径50メートル以内に近づかないと「ハック」できないため、実際にその地を訪れないといけないことから、岩手県や神奈川県の横須賀市では同ゲームを利用した観光地巡りを呼び掛けるなど、地域振興につながる動きも出ている。
今回のイベントでは姫路のある「ポータル」を巡り、「ハック」するだけでなく参加者が新たな「ポータル」や「ポータル」を巡る「ミッション」の新コース登録を申請し、姫路に拠点を増やして同ゲーム愛好者を増やしていくのが狙いだそうだ。岩手で行った際は県外からも参加者がやってくるなど盛り上がっているイングレスイベント。ゲームがきっかけで地域が活性化するというのはとても画期的だ。

LGBT成人式

性的少数者(LGBT)の人たちが気軽に参加できる「成人式」が今月1日、名古屋市昭和区の南山高校であったそうだ。同性愛者や性同一性障害の人ら約160人がスーツや振り袖、学生服など思い思いの服装で参加した。LGBTの人の中には、親の意向により自分の望まない服装で出席せざるを得なかったり、同級生らとの再会に躊躇して欠席したりする人も少なくないという。実行委員長の児島さと子さんは同市内にある勤務先の産婦人科クリニックでそうした人たちの相談に乗る中で、「成人式は一生に一度。自分のために、自分らしく参加してほしい」と式を企画したそうだ。LGBT以外の人にも理解を深めてもらおうと、性別や年齢などの条件を一切問わない形としたとのこと。成人式を代表してスーツ姿で登壇した愛知県美浜町の大学2年生・恒川裕紀さんは女の子として育ったが男性として生きたくて葛藤した経験に触れ、「自分で自分を愛したいと今では考えています。この先も悩んだりぶつかったりすると思うけれど、自分の感性を信じ、胸を張って生きていきたい」と誓いの言葉を述べた。式後は愛知県在住の漫画家で「性別が、ない!」などの作者・新井祥さんのトークショーなどもあり、来場者は笑顔で交流したとのこと。LGBT成人式は東京や大阪などでも開催されているそうで、名古屋では2012年1月に市内の飲食店で小規模開催されたものに続き2回目だという。こうした催しが行われていることが広く知れ渡り、LGTBの人たちへの理解が深まることを期待したい。